ウェブがわかる本

Webga

404 Blog Not Found」さんで紹介されていたのを見て購入してみました。こういう風な本の中では相当良い出来のように思います。当たり前の事がちゃんと書いてあって、しかも「読ませる」のです。
この本は何か特別の事が書いてあるわけでは無くて、タイトル通り「ウェブがわかる本」と言う事なんですけど。まず、とても読みやすいです。文章が良いのでしょうか?、構成が良いのでしょうか?、押しつけがましい所は無く、そうかといってそっけないわけでも無い、バランスがとても良いと思います。

それに「404 Blog Not Found」さんでも触れられていますが、レイアウトがとても良いですね、例えば新書判見開きで右が本文、左が一杯にブラウザの表示部分。と言うのは斬新な感じがしました。

web の初心者向け、と言った感じで書き進められてると思うのですがひと通り web に関して経験がある場合(例えば私の場合ですが、特別何かに秀でているわけでは無いが、経験だけは長い)でも抵抗なく読めるし面白いです。それでいて新しい何か、例えば自分流でなく別な視点からだとどういう事が出来るか?、と言う提案もありためになります。

おそらく対象としては若い方とか、学生の方、と言う事になるのでしょうが、私が学生だったら(学生の頃だったら)とても良い影響を受けたであろう事は想像に難くないです。

私の場合コンピュータに本格的に出会えたのが二十歳過ぎてからだったのですでに人生の進路(方向)は決めてしまっていたのですが、若い頃にこういう本に出会っていたらまた違った展開をしたのでは無いか?、そう思ってしまいました。

もちろん(人生を半分過ぎようかと言う)今の私にもとても面白く感じる事が出来ます。

それと本の中で検索エンジンを使って調べ物をする時、情報が「本当では無いかも知れない」事にも言及されていて、このへんはさすがです。現在としては当たり前の事なのかも知れませんが、私の回りでは以外と web 全体をメディアとして捉え、web に書いてあったから本当なのだ。と言う人が相当数いるのです。

こういう危険性をごく自然に書いている所は実はすごい事のような気がします。全然知らない人、あるいは大げさ過ぎるくらい騒ぎ立てる人。そういう人は良く目にしますが、この本のようにごく自然に誘導すればそれで良いのだ。そういう気がしました、この辺は私自身かなり考えさせられました。

私自身 blog を始めてまもない事もあり、文章の書き方、コミュニケーションの難しさを今となって噛みしめているので、非常に為になりました。

良書である、と思います。

ウェブがわかる本
価格:¥ 987(税込)
発売日:2007-04

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この記事を書いた人

もとメンエス店長、今は別な仕事になりました。
ぽちぽち書きます。

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