さびしんぼう

Sabisinbo

大林宣彦監督の「さびしんぼう」、ずっと見たかったんですよこれ。なんかすごく鮮烈な印象を受けた記憶があったんです。今回レンタルで見たのですが今見ると素朴なしみじみとした印象ですねえ、やっぱり当時は若くて純粋だったんでしょうか?。
これは案外記憶が曖昧でして、すごく鮮烈な印象と感動の記憶だけが心に残っていて、それでもう一度見て見たいと思ったんです。映画館じゃ見ていないので多分テレビで観たと思うのです、当時これを見て富田靖子を好きになったような記憶がありますね。

カメラが好きな高校生の主人公、気になる女の子を望遠レンズで遠くから眺めるだけの毎日ですが、ある日変な格好をした「さびしんぼう」と名乗る正体不明の女の子が出現して彼の生活をかき回すのですが、富田靖子演じる気になる女の子と、「さびしんぼう」。

大林宣彦監督と言うのはこういうのを撮らせると上手いですよねえ、先日も「ふたり」を観て感動しましたが。全体の感じとしては「さびしんぼう」の出来って言うのはすごくいいとおもうんですよね。不思議なのは映画全体の色調が少し古びて見えて、これが演出なのか昔のフィルムなので本当に変色してしまったのか判断がつき兼ねるって事でしょうか?。

なんか自分の記憶もその通りに色褪せてしまっているんでは無いかと少し不安に感じてしまいました。

高校生の時分に気になる女の子が自転車が壊れて困っている。それを直してあげようとするが、なかなか直らなくて、その自転車を届けに気になるその女の子と並んで送ってあげる。なんて言うのはいい絵ですよねえ…。男の子にとっては夢のひとつでは無いでしょうか。

その女の子と逢えなくなって、「さびしんぼう」も消えてしまい寂しい気持を残して映画は終わってしまうのですが、誰もが感じる「寂しさ」と言う物を上手く映画にしてるなあと思いました。

でもラストシーンで写るピアノのオルゴール。あれで少しほっとする感じがするって言うんでしょうか。男の子の成長と、次の世代へ移って行っても変らない物、人の心の部分を表わしていると言いますか。

「さびしんぼう」は図らずも、当時と今の自分自身の心の変化と言う物を感じさせる結果となってしまいました。が、残念な気持もありますがおそらくこれで良いのでしょう。昔見た「さびしんぼう」の鮮烈な記憶はそのまま私の心の中に残っているのですから。

さびしんぼう
価格:¥ 6,300(税込)
発売日:2001-07-25

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この記事を書いた人

もとメンエス店長、今は別な仕事になりました。
ぽちぽち書きます。

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