昔欲しかったバイク 3

Gsx1100s

昔強烈なインパクトを受けたバイクと言うと何の言ってもこれでしょう。GSX 1100S KATANA (カタナ)。今見ても結構インパクトのあるデザインですが、当時発表されたのを雑誌で見た時には「変なカッコ」なんて思ってそれ程好きじゃなかったんですけどね。
ところが、ある日街で始めて実車を見た時に衝撃を受けたのですね。田舎な街だったのですでに発表からはずいぶんと経っていたのですけど、だからこそその実車の造形に驚いたものでした。

街角にさりげなくサイドスタンドをかけて停めてあった KATANA 、なぜだかすごく小さく見えたのですね、ノーズからタンクにかけてのコンパクトで立体的なデザイン。当時あんまり見た事がなかったクリップオンのセパレートハンドル。

とってもかっこよかったんですね。でも何しろ 1100cc ですからね、750cc でも手が届かないと言うのにまるで雲の上の存在でした。化け物のような存在だと思っていましたね。

その後東本昌平さんの「キリン」にはまったのも、この時のインパクトが頭のどこかに残っていたからだろうと思います。

その後これまでには何度か試乗する機会もあったのですが、なにしろ今となってはネオクラシックと言っても良いような車両です。いずれも完調とはほど遠いようなものでした。いつかノーマルの調子の良い個体に乗って見たいものです。

発売当時最速と言われたこのバイク。当時新車で購入して走れた人は幸せだったろう、そんな気がしてしまいます。ユニコーンのフルレストア車両が人気あってバックオーダー状態だと聞いたような気がするんですが納得出来る話です。

ここまで書いてきて気付いたんですけど、私ってたぶん変なカッコしたバイクが好きなんですねきっと。