東本昌平さんの「キリン」もいつも表紙を楽しみにしている漫画なのですが、先日 Amazon を訪れて見るとお勧めに表示されてたのがこの最新巻の34巻でした。バイクを描かせた時の雰囲気はサイコー!って感じですか?。
バイクグループ「ガルーダ」は大きくなりすぎ、大きな統率力を持っていたリーダーでさえ把握出来なくなってきてしまい、不良と言う言葉だけでは足りなく、犯罪に手を染める者。だからこそ「ガルーダ」へ入り込んでくる者、「ガルーダ」を自分のものにしたい者達などが増殖を始め集団力学的に終局へと歩み続けるのですが。
だんだんと第3部冒頭で描かれていた場面へと近づいている様です。「バイクで走る」と言う事。その物を描き続けてきた作者はこの先どのような展開にして行こうとしているのか非常に興味があります。
あくまでも単独で走り続ける「キリン」と、大集団として対抗するものの、崩れ始めた「ガルーダ」、その対比の意味は今の私には実は良く理解出来ていません。
現実世界での私は、単独で走り続ける事を選んでいるともいえます。しかし集団での走りを全て否定するものでは無く、多数で走る事の楽しさもまた知っているつもりです。
ただ、群れる事よりも自分自身の思うように走りたいと思った時に一人でいる方が自分自身をごまかさないでいる事が出来るのでは無いかと思っているだけです。
私自身と「キリン」とは重ならない部分が多いです。しいて共通点を言えば「走り続ける事」を選んだ。と言う事だけでしょう。それは自分自身で選択した事。
したがって降りる事もまた自由です。