最後の「Raw Like Sushi」、これで初期ミスタービッグのアルバムを制覇した事になります。あらためて聴くとやっぱ良いですね、バンドが解体してしまったのが今さらに残念ですが、個性的なメンバーが集まって出来たからこそ素晴らしい結果が残せたのかも知れませんからね。
このアルバム、3枚の「Raw Like Sushi」の中ではいちばん普通のライブアルバムらしいと言うか、けっこうラフな出来上がりになっています。それでも乱れる、と言う事態にはならないのがさすがです。
ラフと言うよりはワイルドな出来、と言うべきなのかも知れません。バンドとしては、ある意味熟成されてきた頃でしょうからね。
これまた曲順は
1,Colorado Bulldog
2,Price You Gotta Pay
3,Temperamental
4,Green Tinted Sixties Mind
5,Wind Me Up
6,Wild World
7,Paul’s Solo
8,Nothing But Love
9,Billy’s Solo
10,To Be With You
11,Promise Her The Moon
12,Mr. Big
13,Seven Impossible Days
14,I’ve Learned My Lesson
となっていますね、のっけから「Colorado Bulldog」なのでギターが炸裂しています。2 のような「タメ」は感じられずに、テンポも良くて普通のロックライブとして楽しむのならこちらの方が良いかも知れません。
バラードナンバーの「To Be With You」も良い感じです。ポール・ギルバートはアコースティックギターも切れ味良いですね。上手い人は何を弾いてもうまいと言う事でしょうか。そういえば彼はアイバニーズのオリジナルギターをメインギターにしているのですが、トレモロユニットも何もついていない固定ブリッジのギターで、コントロールもトーンとかが付いてなくて、ボリュームしか付いてないんですよね。トーンは指でコントロールする。と言う事なのかも知れません。
そういえば彼はギターを作る時もギターの色やなんかの事はけっこう注文をつけるが音に関してはあんがい大ざっぱなのだと言う話です。音は自分自身が作るもの、と言う事らしいです。
エディー・バン・ヘイレンも初期の頃は自分の音は自分の指が作るので、エディーのエフェクターなどをまねしても同じ音はしないんだ。と言っていたような気がしますね。
最近忙しさにかまけて、私自身のギターはさっぱりなのですが、いいかげん練習しないと何にも弾けなくなっちゃいますねー。
反省しよう。
そういえば後期のミスタービッグはギタリストがポール・ギルバートからリッチー・コッツェンに変っているのですが、実は全然聴いた事が無いのですよ。ポールが好きだったものですから脱退した事がけっこうショックでしてね、それでそれ以降聴かなくなっちゃったものですからね。
それで今、後期のミスタービッグを聴いたものかどうか少し悩んでいます。悩むと言うほどでは無いですね、ちょっと迷ってるんです。
いつかは聴いて見たいような気もするんですけどね。
ロウ・ライク・スシ III 価格:¥ 2,447(税込) 発売日:1994-06-25 |
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