昨日最後に残っていた、エレクトリックアコースティックギターの APX-6 とテレキャスターのメンテが終わったので、エレクトリックギター3本を CUBE-20X で鳴らし比べて見ました。実は先日よりギターの特徴が出にくいアンプなのではと言う疑問を持っていたからです。
それぞれでたらめに弾いても何なので、ステレオミニケーブルを購入してきて、iBook G4 で音楽を流しながら、MIX した状態での出音、音の混ざり方などを簡単にチェックして見ました。曲は浜田省吾の「終わりなき疾走」と「BLOOD LINE」の2曲、まだまだ弾ける訳では無いのですけど、昔さんざん練習した曲なので、簡単なバッキングパターンなら何とかなるんでは無いかと思いまして。
まずは Pasifica から、さすがにパワーはあって、歪ませてバッキングを弾くとなかなか良い感じ、当初思ったよりも荒めに歪むのは意外でした。トーンの効き具合はまだ何とも言えませんが、歪みを少なめにしてやってもそれほどおかしく聞こえません。「BLOOD LINE」のアーミングを多用するような所ではさすがに一番良い感じだし微妙なアーミングビブラートもしっかりかかります。パワーがあるだけに、フィードバックどころか一気にハウリングまで行ってしまう危険性があるほど。昔はドンシャリにしてリバーブを深めに掛ける癖があったが、今弾いて見るとごく普通に歪ませ、リバーブも残響音を短めに取ってやった方が良い感じがする、大人になった証拠でしょうか?。
次にテレキャスターですが、ざっくりとした独特の感じが埋もれがちではあるが残っている。クランチより少し歪ませた当たりで弾いても、それなりに聞こえます、試しにギンギンに歪ませて弾いて見ましたが、これも当初想像した通り、思ったよりも良い感じ。Pasifica 並の歪みには聞こえます。ただ当然と言えば当然ですけど、パワーは Pasifica にはかないません。クランチ程度でじゃきっと弾ける曲が似合いそうです。
最後にストラトキャスターですが、3本比べて見るとやはり鳴りは少し足りないような気がします。それでも曲と一緒に弾いても音が埋もれないで、それなりに出てくるのは予想外でした。パワーも比べて見るとやっと分かりますが3本の中では一番低いです。少し困ったのが、ストラトは出力ジャックがボディー表面に付いていて斜めにプラグが刺さるようになっていますが。私の場合トレモロユニットをボディーべた付けにしているのでトレモロアームが後ろに傾いた格好になっていて、回すとプラグに当たってしまうのでした。これだと要するにアームを使う場合、邪魔になってボディー後部へ格納する事が出来ません。良いとこ下向きにしておかなければならず少し邪魔になりますね。以前はと言うと、ストラトではアームを使わない事が多かったのでそんなに気にした事がなかったのでした。
ただ、実際の曲「BLOOD LINE」の場合にストラトでも上手く使えばそれほどアームの不具合を感じるほどではありませんでした。Pasifica 程とは行きませんが、それに私のストラト、以前にアームのねじを少しなめていてアームがぐらつくのでその方が気になります。
最後に思いっきりボリュームを上げて、「METAL STACK」モードで弾いてやったらストラトの音に痺れました。こんなに良い音だったのか!!。やはり昔と比べればけっこう鳴るように変化しているようです、でもこんな音量ではそんなにしょっちゅう弾けません。残念。
そんな訳で CUBE-20X では楽器の特徴が埋もれてしまうのではと言う心配は(それほど)いらなかったようです。ただチューブアンプの Classic 30 に直でつないだ時ほどの違いも残念ながら感じられませんでした。これはもう少し弾いて見て、出来ればバンドアンサンブルの時にどう聞こえるか試して見たい所ですねー、腕がついてくれば…..。
それに、当然と言うか「METAL STACK」とかでギンギンに歪ましてしまえば違いも少なくなってしまいますね。ちょっと聴くと「TUBE DRIVE」あたりは何となく中途半端な歪みでいまいちなんですが、曲の中で聴くとこれがけっこう良いかもしれませんね、単独で聴くと粗も見えやすくて練習にもグーな感じがします。「METAL」や「METAL STACK」での歪み具合はもう申し分ないです、「DISTORTION」モードが案外守備範囲が広くて、普通のオーバードライブからまさしくディストーションまでけっこう使える気がします、音もそんなにブーミーじゃないし。「OVERDRIVE」モードがまだ良くつかめてなくて、かなりブーミーなので曲を選びそうですね、これまでの「BOSS」な感じとちょっと違うので戸惑ってます。モードの使い方も良く考えてこれまでのように惰性で選ぶと良くないようですね、少しずつ調べて行きましょう。
ところで先日来懸念していた、エレアコの APX-6 ですが、残念ながらどうもダメみたいです。表板は念入りに磨いて見たのですが、下地とトップコートの間がしみになっているようで、しみが落ちません。それに、よく見るとマシンヘッド(ペグと言った方が良いかな)が錆びて緑青が吹いてました(;_;)。さらにさらに、せっかくだから CUBE-20X で鳴らして見ようと思ったら、プリアンプ出力が来てません(T_T)。
非常に残念なんですが、これはこれ以上私ではどうにも出来ません。修理出来るかどうか問い合わせて見てます。直ると良いなあ、でもあんまり高いと困っちゃうんだけどなあ。
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