モーリスの W-18

今日は、旧宅の片づけとモーリスの W-18 のメンテをしてまして。このモーリス実は２本目のアコースティック、ってなわけはなく、友人のなんです。先日私のギターを友人に弾いてもらったら友人もアコースティックギターが欲しいと言うもんですから入手しました。

このギターご覧の通りの外観で、届いた時にはあーなんかいまいちだけど値段が値段だからしょうがないよなあ、と思ってそれでも友人に渡すやつだからと思ってメンテしてたんですけど。見た目はこんなんですけど、これほとんど弾いてないみたいです。これで見た目さえ良ければ新古品で通用するんじゃないでしょうか？

もっとも弦は錆びたのがかろうじて２本残ってただけだし、フレットは錆びてるし見た目からするともうなげても良いような感じ、それでもフレットを磨いて、ボディーも磨いてやって、手元に S.yairi のライトゲージの弦があったんで張ってやりました。

ペグも分解して、そしたらあんまり摩耗してなかったんで注油だけしてやって、弦を張って行ったらけっこう動きが渋いんですね、この辺は安いのだから仕方ないのかなあ、とか思いつつチューニングして、さらっと弾いたらローフレットで弦がびびってます(T_T)。

良ーく見たらネックが思いっきり逆反りです。しばらく弦張っておいたら戻るかなあと思ったんですが、だめみたいなのでトラスロッドで調整してやりました。一回だけでは戻らずもう一回緩めて、やっと弦のびびりが消えました。まだわずかに逆ぞってますがあんまり急激に戻すと怖いのでこのまま少し様子を見て見る事にします。

おそらくは弦が切れたまま長時間にわたって放置されていたのでは無いでしょうか？。

一通りメンテしてやって、弾いてみると、音も少し硬い感じがします。これはやっぱりほとんど弾いていないギターのような気がします。ブリッジの弦を通す所もほとんど摩耗してなくてキレイなもんだったし、ネックも裏から見たら新品みたいです。これで表板がキレイだったら言う事ないんですけど、安かったから仕方ないですね。

見た目を気にしなきゃすごく良い買い物のような気がします。これで友人とフォークデュオでもしようかな？。