１９８６

山下久美子の「1986」です、この頃は布袋寅泰がプロデュースしてギターも弾いていた頃で、この前の「ブロンド」、次の「POP」あたりが山下久美子のアルバムの中でも独特の魅力を放っているんでは無いでしょうか？。
このアルバムには思い出がありまして、当時友人が山下久美子大好きでこのアルバムがでた時のツアーに行こうと誘われまして、行くからには歌を覚えないといけない。だからこれを聴け！、と言う訳で無理やり聴かされたのでしたが、それ以来とても気に入って今でもかなり聴く頻度の高いアルバムになっています。

この話には後日談がありまして、実は行けなかったんですよ、そのライブ。会社の講習がありまして泣く泣く諦めた記憶があります。さらには今ではその友人、行方不明になっていて連絡も取れないのです、だからこそ余計記憶に残っているのかも知れませんね。

布袋寅泰とのコラボレーションの妙とでも言いますか、布袋さん自身も好きなもんですからとても魅力のある一枚となっています。布袋さんとはうまく行かなかったのは残念と言うか、ちょっと悲しかったですが、この辺の話はお二人がそれぞれ「ある愛の詩」、「秘密」と言う本で書かれていますので、それぞれの立場が良くわかるのですが、最高の二人が最高の夫婦になれる訳では無い、と言う所がなんとも悲しいですね。

このアルバムをきっかけにして山下久美子の他のアルバムを聴き出したのは実は最近のことでして、中古やなんかで結構集めました。まだコンプリートでは無いですが、一番始めの頃やここ最近のやつ数枚を残して大体集めたような気がします。それもこのアルバムがきっかけとなっている訳でして、私にとってそれだけ魅力のある貴重なアルバムとなっています。今では廃版となっているようですね残念です。

山下久美子と言う人は昔からロッククイーンとして慣らしていたのは知っていたのですが、独特の歌声と相まって女性らしい優しさもあり、彼女独特のロックンロールになっています。いいですね。

最近では「DUET」と言うアルバムで忌野清志郎や甲本ヒロトなどと共演していてこれまた独特の味を聴かせてくれてますね、元気です。