「冲方 丁」の「マルドゥック・スクランブル」1作目、「圧縮」、独特の世界の中で繰り広げられる、圧倒的に斬新な描写、良く似ていると言ったら、少し前に流行った「サイバーパンク」小説群があげられるでしょうかね、日本人でここまで書く人がいると言うのは、ネット上である方に教えて頂いたのですが…。
始めの方こそ文体も少し統一されてなくて分かりにくい部分もありましたが、後半馴れてきてからは一気に読み進み事が出来ました。最近私も広範囲に情報網を広げて一気に読んでしまう。何てことは出来にくくなってきてるので、こういうふうに誰かに示唆してもらえると助かります。
この本を買うまでは冲方 丁と言う人もほとんど知りませんでしたし、日本にもこのようなジャパニーズパンクとでも言うような小説を書く人がいるとは思っても見ませんでした。またこういう文体が似合う方のようですね。
内容の方もパンクと例えるだけ飛んでいて、ここで詳細に述べるのはよしますが、今の時代にここまで書く新人の方が居て。私にとってまた新しい世界が垣間見えた。それだけで嬉しい事です。続きを買うのが楽しみです。
マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA) 価格:¥ 693(税込) 発売日:2003-05 |
マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA) 価格:¥ 714(税込) 発売日:2003-06 |
マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気 (ハヤカワ文庫JA) 価格:¥ 756(税込) 発売日:2003-07 |
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