この本も今日(27日)届きましてね、いやーぽちぽちと買っていたんですよ。なんか記事にしそびれましてね、前のエントリーで書いた「百舌谷さん逆上する」と同じく、この本の作者幸村誠さんも前作で非常に感動しましてね「プラネテス」って言うんですけれどね。だから次作である「ヴィンランド・サガ」もとっても期待してたんですね。
だから当然出る端から買ってたんです(^^ゞ。ところが4巻目当たりでなんか頓挫したらしくてですね(すいません事情は良くわかってません)、仕切り直して1巻目から新しく出直したらしいのですね。そのシリーズがもう6巻目ですよ。
この6巻目でですね、前作「プラネテス」と同じテーマがやっと出てきましてね、それは人間の愛に秘められた力の存在なのですね。
とは言ってもこの漫画、素晴らしい人間愛を直接的に説くような本では無くてですね、実はけっこうスプラッタなシーンがたくさん出てくる無常な本です。
キリスト教などが広がり始める前の時代、のヴァイキングの事を書いた本でして。ある国の王子をとりあって大闘争を繰り広げたりしてるんです。「愛」と言う概念がまだ無い、時代の事を書いているのであって、ヴァイキング達は戦う事こそが生活であって、虐殺しようが、何しようが気にしないのですね。
少人数に守られた王子は、あちらとこちらの思惑に翻弄されてしまうのですが、とうとう追いつめられて守っていたヴァイキング達もほとんど全滅してしまうのですね。あたりに散らばる兵士たちの死骸、そんな中で始めて王子は「愛とは」と言う事に気付いて、そして戦う事に心を決め、「王」としての自分に気付くのですね。
これまでの巻は、この巻のための布石だったのかとそう思ってしまうような展開を見せてくれたこの本、ようやくフルフルと震えるような感動が押し寄せてきました。
これからが楽しみですね、しかもけっこうな大作になる予感が。
ヴィンランド・サガ 1 (1) (アフタヌーンKC) 価格:¥ 590(税込) 発売日:2006-08-23 |
ヴィンランド・サガ 2 (2) (アフタヌーンKC) 価格:¥ 590(税込) 発売日:2006-09-22 |
ヴィンランド・サガ 3 (3) (アフタヌーンKC) 価格:¥ 590(税込) 発売日:2006-10-23 |
ヴィンランド・サガ 4 (4) (アフタヌーンKC) 価格:¥ 590(税込) 発売日:2007-02-23 |
ヴィンランド・サガ 5 (5) (アフタヌーンKC) 価格:¥ 590(税込) 発売日:2007-10-23 |
ヴィンランド・サガ 6 (6) (アフタヌーンKC) 価格:¥ 590(税込) 発売日:2008-06-23 |
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