リサイクル 横道坊主

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私がエレクトリックギターを弾き始めた頃にデビューしたバンド「横道坊主」のセルフカバーアルバム。彼らのデビュー当時の曲を現在のメンバーでレコーディングした、ライブ感あふれる名盤。
彼らって言うのはいわゆるパンクバンドだと思うのですけど、ここ最近では彼らのようなバンドはもう少なくなってしまったような気がしますね、デビューが1989年ですから20年近くのキャリアと言う事になりもうベテランと呼ばれる部類ですね。

こういうバンドにしては非常に珍しく、精力的に活動を続けていて、レーベルを替えながら、あえてインディーズとしての道を選んでいた時もあったと記憶しています。

このアルバム、2001年のリリースなのですが、スタジオレコーディングされたにもかかわらず、バンドとしてのグルーブを最大限に生かした造りになっていて、一般のアルバムとはちょっと一味違うように思います。

1. TOY’S ATOMIC
2. 天之邪鬼
3. TAXI DRIVER
4. 狂った風
5. SUICIDE
6. BATTLE BOOTS(to soldiers)
7. 秋風が吹く
8. GLUM MEN
9. RIOT
10. 一触即発
11. がけっぷち-STANDING ON THE EDGE-
12. DEAD DRIVE
13. SIXTEEN
14. 暴発ピストル

私がこの中で特に好きな曲は、10曲目の「一触即発」です。レコーディングとしてはまるっきり失敗でしょう。そもそも音が割れてます、初めて聴いた時にはボリュームの上げすぎかと思ったのですが、そもそものはじめっから音が割れててレコーディングされてるのです。

録音レベルが大きすぎて、クリップしてるんだと思います。それにもかかわらず、バンド全体の音のまとまりと、グルーブはすごいレベルにあると思います。おそらくは狙ってやったんではなくて、一発録りに近い感じで録って見たら、録音状態はともかくバンドの勢いと言うか、まとまりが突出していたのではないでしょうか?。

普通ならば、採用しないテイクだと思うのですが、このアルバムに限っては、一番の出来に思えてしまうのです。

ライブで録ったかのような、そんな感じ。このアルバムの曲はいずれもそんな感じの曲が多いですね。セルフカバー、と言う事もあり、しかも採用されてる曲が彼らのデビュー近い頃の曲ばかりとあって、演奏ももういやって言うほどしているでしょうからね。

逆に言えば10年以上も演奏してきて、それでいてこういう新鮮な感じの勢いで演奏できる。それが彼らのすごさなのかも知れません。

目一杯ボリュームを上げて聴いて見たい1枚。

リサイクル
価格:¥ 3,059(税込)
発売日:2001-08-29

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この記事を書いた人

もとメンエス店長、今は別な仕事になりました。
ぽちぽち書きます。

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