東北の地でも、そろそろ桜の時期が迫っています。
長い冬から、春の訪れを告げるこの時期はなんとなく心がざわめく心地がします。
中でも、心を惹かれるのは”夜桜”です。
初めてお出かけした彼女と、散策中。突然照明が消えて真っ暗な中にも、朧げに、しかししっかりと存在感を主張する桜の燐光を発するが如きその輝きと、彼女のひんやりとしながらも汗ばんだてのひら。
若気の至りで Tシャツ一枚でバイクに乗りながら、花冷えの天気にうぶ毛が一枚ずつヒリヒリと逆立っていく様なその切ない気持ち。
しづかな夜に、風もないのにハラハラと舞い降りてゆく花びらの雨。
なんにしろ、今の季節は自分自身の感性を問いかけられるような気がいたします。
当地においては、まだまだ開花もしていませんが。
今年はどのような顔を見せてくれるのか。
いつ何時いかなる時でも、心をざわめかせる桜の季節…。
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