仕事について

仕事とは一体なんでしょうか?、日々生活する糧を得るための手段でしょうか?、お金を儲ける手段なのでしょうか?休みの日に遊ぶために平日には仕事で一生懸命に働かなければいけないのでしょうか?。私にとって一時期仕事とは自分を変えるために必要な道具でした。昔は自分の性格が気に入ってなかったからなのですが。仕事によってその一部を変更出来ると気付いた時から、自分が願う様な自分になりたくて一生懸命仕事をしてきたのでした。
時に仕事は、仕事をしない事を要求される事もあります。もちろん自分の意にそぐわない事もするように求められる事もありますが、仕事をしないように求められるのも、これもまた辛い物です。仕事をしないように求められる仕事。このような時、昔は即座に退職し新たな仕事に就くようにするのが常でしたが、最近ではさすがに簡単にそのような事も出来なくなってきました。

いや、今の職場には十分以上満足していて、万が一にも「仕事をしないように」等と求められる心配はありません。それどころか自分の全能力を持って仕事に当たるよう求められるような職場でして、非常に満足はしているのです。問題は責任者として私が任ぜられた事くらいでしょうか。

私がいるのは一営業所でして、責任者というと営業所長と言う事になります。私が非常に有能な人間でしたら何の問題も無いのですが、まあごく普通の人間でして、どちらかというとたいした能力の無い一生懸命に仕事をするのが取り柄の人間です。いや最近は少し参ってきているので一生懸命に仕事をするのさえ時にはまま成らない事すらあります。

実は昔から責任者と名のつく役職は苦手でして、どちらかというとナンバーツーとして責任者たる人間のサポートをする、と言うのが願いだったのですが、これも「逃げ」では無いのかと言われると「その通り」というほかないのです。しかもしょせん責任者とはいっても営業所長。上には上がいっぱいいる物で、例えば社長でも良いのですが、「みんな一生懸命やって俺を助けてくれ」と言われれば、先程書いた通りの役どころになってしまうわけで、やはり問題は自分自身にあると結論づけなければいけなくなってしまうのですね。

まず第一に、自分自身の能力はたいした事は無い。と言う事は知っています、それゆえ一生懸命になって仕事はするのです。が、世の中には能力はあってもあんまり一生懸命に仕事をしない人たちもいるわけで、そういう人を見ると、怒りと言うよりは羨望と言っても良い感情に囚われたりするのですが、その人間の中身まで分かるわけでは無いので私がどうこういう問題では無いか、とも思ってしまうのです。

上記のような理由ゆえに私は色々な職場を体験してきたのですが、今になって思えば大変なのはどこの職場でも同じで、いろんな人がいて成り立っている「会社」と言う組織としては、ある程度致し方ない事ではあるのだろうと感じています。ただ今の職場は例外的に、一生懸命にやる人の割合が高いと感じています。それには一つには社長の人柄のせいでもあるのだろうと思うのです。正直言いますと今の社長に私は惚れていると言ってもいいと思ってます。おそらく昔私はあのような人になる事を願っていたのでは無いかと思うのです、さらに社長と言えども楽をして社長をやっているのでは無い事がよく分かるからでもあると思うのですね。

これまでに何回か「人を使う」事の難しさは体験しているのですが、今まではそう長い間そういう体験をする事は無かったのですね、その時々によって使われる人が変わってしまったり、あるいは逆にこちらが職場を変わってしまったりと言うふうだったのですが、今いる職場では基本的に今いる人数でやって行く他は無いので、万が一この人間関係を壊してしまったら?、と思うと怖い物があると言うのは仕方がないですが事実です。それに自分自身これまで経験してきた「悪い」上司の例を見ると、今の自分自身が当てはまってしまうのでは無いか?、と言う恐れもあります。

このまま頑張ってやろう、と言う気持ちともうやめてしまおうか、と言う気持ちが混ざり合った状態で判断に困っていると言うのが今の状況なのです。何とか折り合いが付く所はつけて、上手くやって行ければそれが一番良いのですが、今私は出口を探してさまよっている所です、いつか出口が見つかることを願っています、どんな出口であっても。

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この記事を書いた人

もとメンエス店長、今は別な仕事になりました。
ぽちぽち書きます。

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