先日 YAMAHA の FG-420A の弦をダダリオのフォスファー弦に交換したのですが、弾くと結構気持いいです。低音が少し弱いのが物足りない気もしますが、弾いて歌うことを考えるとこの位でちょうど良いのかも知れません。
フォスファーブロンズって言うのは元々ダダリオが開発したものだと言う事を聞いたことがあるのですけど、音質じゃ無く弦の寿命を延ばすために考えられたのだと言う話だったような気がします。
結果的には普通の 80/20 ブロンズとは音質も違い、フォスファー弦を好む方も多いように思います。張って見ると弦の色が結構違います。普通のやつは黄色っぽい感じ、真鍮の色ですね。フォスファーブロンズはもう少し赤みがかって見えます。
今回張って見るまで私は少し勘違いをしていたのですけど(いやこの弦がそうなのかも)、フォスファー弦って高音域が強くてキラキラした感じ。の様な気がしていたのですが、そうでも無いですね。
確かに倍音成分は強めにでていて、ハイじゃなくてプレゼンス領域は結構でているように感じるのですが、ストレートな高音部分はかえって普通のブロンズ弦の方がバーンと出るような気がします。
ブロンズ弦は中音域から高音域までストレートに出るので、パンチがあるように感じるのですね。比べるとフォスファー弦は何となく繊細な感じで、各弦のハーモニーは豊かな感じがしますが。芯は少し細いような感じがします。低音弦もあんまり出てこなくて、もしかするとだからこそ敢えてアーニーボールのフォスファー弦はスーパーライトでも低音弦が太めになっているのかも知れませんね。
このダダリオの EJ15 の次にはアーニーボールのフォスファー弦を張って見るつもりなので比べて見ようと思います。
今では弦の耐久性、と言う点ではコーティング弦等もありますし、フォスファー弦のアドバンテージって言うのはそれ程じゃないと思うのですが、音自体のキャラクターが独特なので選択する価値はあるんじゃないでしょうか?。
以前はブロンズ弦よりも高級で良い音、の様に思っていたのですがブロンズ弦はストレートにパンチのある音が出るような気がするので、これはこれで良いような気がします。少し手強いですがスーパーライトじゃなくてライトゲージを張るとその傾向は強くなるような気がします。
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