いつも違った視線で楽しませていただいている、「こととねお試し blog」さんの「エリック・クラプトン」の「アンプラグド」のエントリーを見ました。実はこのアルバム発表当時から気にはなっていたのですが、まだ購入してません。ギタープレイヤーには好きな人がたくさんいるのですが、なぜか「エリック・クラプトン」は苦手なのです。
嫌いというわけじゃないんで、苦手というのは当たってないかもしれませんが、何となくピンとこないのです。「エリック・クラプトン」はベスト盤を一枚持っているきりなのですが、何というか私にとってはいまいちピンとこないのです。実はけっこう気になっていて、何度も買おうと思ったんですが、結局はもっと欲しい他のアーティストの物を購入する、と言うパターンになってしまうのです。
なぜなんですかね、自分でもよく分からないのですが、すでに「ロックミュージシャン」では無いからか?とか思うのですが、「エリッククラプトン」が今ではブルースをやる人になってしまったから、では無いと思うのですよね、なぜかというと「スティービー・レイ・ボーン」や兄の「ジミー・ボーン」などは好きで、アルバムも何枚か購入しているからなのですが。
それよりも昔の「クリーム」時代の物を一度聞いて見たいとは思っているのです、彼の今の姿がもっとよく分かるようになるかも知れない、と思っているからです。
余談ですが、あるブルースのセッションで「スティービー・レイ・ボーン」が「エリック・クラプトン」に「若い時からあなたにあこがれていたのです」と言ったら「僕は本当は君みたいになりたかったんだよ」と言われた、と言う事があったそうです。そこに居合わせたベテランのブルースギタリストに(すみませんだれだか忘れてしまいました)「君たちはそれぞれ個性が違うのだから、自分のやりたいようにやればいいのさ」と言ったそうです。結局はそういう事なのでしょうね、個性が違う。だからこそ好きになる人もいれば、そうでない人もいる。と言う事なのでしょう。
「MTV アンプラグド」は一連のシリーズというか、何人もの人たちがアンプラグド物をリリースしていると思うのですが、その発端となったのが「エリック・クラプトン」だというのは間違いない事でしょう、当時エフェクターバンバン掛けて、大音量でもってロック!、と言う事に対するアンチテーゼの一つだったと理解しているのですが、違ったらごめんなさい。
でもそのせいで(そのおかげで)アコースティックでもって演奏する事への理解が広がったのだと思っています。残念な事に当時リアルタイムでそのムーブメントに共感を感じる事は無かったのですが、多くのロックギタリスト達がアコースティックギターでもって、「ロック」を演奏するのを聴く機会が増え、エレクトリックギターがうまい人はアコースティックギターもうまい、と言う当然の事を知ったのはけっこうショックでした。「ロック」はエレキでないと出来ない。と言うのは真では無い。と始めて気付いたような気がします。
「一度は聴いて見たいリスト」に乗ってはいるんですけどね。
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