先の記事にも書いたように、私にとっての Mac OSX の魅力ははバックグランドで UNIX 互換システムが支えていると言う事もあります。まあ、だからといってわたしが UNIX に堪能であるとかそういう事はいっさいありません(^^ゞ。
ただ昔から UNIX にはあこがれを持っていました。でも、Free の UNIX は、面白い事は面白いのですが、使うのは非常に面倒で、日本語をまともに扱う事さえ苦手、サーバー用途なら良いものの、デスクトップ環境としてはいまいちだと言えると思います、ちなみに素人の話です、この世界にはすごい人たちがたくさんいる事はわかっています。
そういうわけで以前から FreeBSD 等をいじって遊んできたのですが、やはり歳のせいか、もともとたいした頭ではないのか、それなりの期間を FreeBSD に費やしてきたのに、さほど物になったとは思えません。せいぜいが雰囲気を感じ取ったくらいでしょうか。
そこで MacOSX です。ユーザーインターフェースはご承知の通り素晴らしいものがありますし、「ターミナル」を使えば、UNIX としても十分以上に使えます。ただ一般的ないわゆる UNIX とは多少流儀の違いはあるようです。でも各種コマンド類は MacOSX 独特のものを除けば、FreeBSD 互換のシステムになっていますから、いじるのも比較的簡単ですし、純正では英語版 man ページ(UNIX 独特のヘルプシステム、ほとんどのシステムには man がインストールされているはず)ですが、FreeBSD 等から日本語の man を移植された方もいて結構助かっています。
そんなわけで、コマンドを駆使して各種操作を魔法のように使える方々とは違い私の頼りは「FD clone」になります。実はこのソフト、DOS の時代からお世話になっています。最初期の NEC PC-98 を使っていた頃さえオリジナルの A.idei 氏の「fd 98 v2.32」を使用していましたが、Windows とともに使用マシンが AT 互換機になってからは、しらいさんの「FD clone」にお世話になる事が多かったです。
このソフト、いまではこういうのは少ないかもしれませんが、ファイル管理ソフトと言うのは昔々はほとんどこんな感じだったのです。実際慣れて見れば、少なくとも WIndows の Exploler など及びも付かないほど使いやすいです。
「FD clone」のすごい所はいまだに進化している所でしょう、いつの間にかメジャーバージョンも上がって v2.x になっていますし、開発用MLもあって、次々と進化して行く様子が体験できます。私は開発の方はさっぱりなので、おもに動作確認くらいしか出来ませんが、生まれつつあるソフトの過程が見れるのはこれはこれで、なかなかエキサイティングです。
あなたも MacOSX でUNIX の世界を覗いて見ませんか?、ただ「ターミナル」上では Finder では見えないファイルまで見えてしまいますので、間違って大事なファイルまで消してしまわないよう注意しましょう。
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