孫悟空で有名な「西遊記」、福音館書店版です、これ古典童話シリーズとなっているんですが、このボリュームには今さらながら圧倒されてしまいます。
今日も疲れ果てているので軽い話題にしたいと思います。この本昔から持っていた本でもう何度も読んでいるので、この写真の上巻はともかく、下巻は傷んでしまって、それでも本は読むためにある、と言う主義なので何とか補修しようと考えています。写真もそれなりの年月が経っているのでおそらく本当はもっと鮮やかな色なのだろうと思います。
童話といってもこの圧倒的なボリューム、これで上下巻あるんですからね、こんなの子供が読むんかいなと思い、よく見て見ると 1977年第四刷発行。となっています。うーん私が10歳の時の本ですね、良く10歳の頃にこんな本読めた物です、自分の事ながら感心してしまいます。
何しろ「西遊記」と言う物語は何百年と言う長い年月の中で、いろんなお話が付け加えられたり、新しい物語が出来たり、演劇の脚本であった物が取り入れられたりと、成長してきたお話のようです。訳者の君島久子さんによれば「現存する「西遊記」のテキストとして最も古いとされる明代に刊行された金陵世徳堂本を底本として、」と書かれています。さらに他の書籍も参考にしながらこれでも「同じような話を削って」この量になったという事のようです。
今読む分には、ちょっとした大作と言った感じで読めてしまうのですが、比較的簡単な文章でもって、これだけ長いお話を飽きさせずに読ませる、中々の名作だと思います。
西遊記〈上〉 価格:¥ 840(税込) 発売日:2004-01 |
西遊記〈中〉 価格:¥ 840(税込) 発売日:2004-01 |
西遊記〈下〉 価格:¥ 840(税込) 発売日:2004-01 |
西遊記 (上) 価格:¥ 2,625(税込) 発売日:1975-01 |
西遊記 (下) 価格:¥ 2,625(税込) 発売日:1985-01 |
今は上巻、中巻、下巻と別れているのもあるんですね、ボリュームのせいですかね?。
コメント