ここのところ、週末になると雨。仕事がひまだと雨、時間が出来るとなぜか雨…。昨日のライブの興奮もさめやらぬ今日、心を静めるためと乗りたくてたまらない心を静めるためにひと回りしてきました。
この前の、ライディングスクールで走って以来でしたからね、久しぶりに乗るような感じがします。この前のスクールでの課題が残っていたので、何となく走りながら考えて見ました。
この前の写真を見て見ると分かるのですが、CB400SF と並べて見ると顕著なのですが、車体のアライメントの違いです。キャスター角が全く違います、トレール量も全然違うでしょうね。スイングアームの角度はそれほど違って見えないのですが、着座位置が全然違いますね。
つまり普通に乗れば、スポーツスターの方が静止状態でリヤ荷重が多いのですよね、それに旋回する時に思った以上にステアリングが切れて、フロントタイヤの接地感が頼りなくなると言うのは、トレール量なんかが多いからだと思うんですね。
だから、普段走る時なんかは気にならなくともライディングスクールのように1速でくるくる回るような状況だと、フロントタイヤの軌跡がリヤタイヤの外側を回るようになって、余計にプッシングアンダーステアのようになる傾向が強いのだと思いますね。
その分違和感も出てきますしね、普段公道で走るような状況だとそれほど顕著には感じられません。フロントタイヤはリヤタイヤとおんなじライン上をトレースして行くように感じられます。これは、リヤタイヤで持って旋回して行くためでもあると思うのですね。
本当なら外側を通るはずのフロントタイヤが、リヤタイヤとおんなじラインを通るためにはリヤタイヤの旋回性(コーナリングフォース)がある程度高くないといけないような気がします。
リヤ荷重の多いスポーツスターは普通に乗ればそれだけでリヤ荷重が多く自然とリヤで旋回して行く特性を持っていると思います。
現在のバイクにしては寝かせられたキャスター角と多めのトレールも神経質でない、穏やかな特性など長距離を走る時に向けて設定されているように思います。
それがライディングスクールのような一種特殊な状況では国産のバイクに比べると違う挙動となって出てくるのだと思ったのですね。
おそらくは直進状態から、旋回状態に入るまでのあいだの動きをコントロールしてやる事が必要なのでしょう。実際うまく決まった時と言うのは、それほどバンクさせなくともすんなりと旋回に入り、しかも高い旋回性を示します。
ところが同じバンク角で同じアクセル開度であったとしても同じ旋回性を示すとは限らないのが面白いところでして、うまくきっかけ作りをしないと、すんなり旋回状態には入らないような気がしています。
ステアリングの切れて行く速度のコントロールと体重移動、つまりバンクして行く速度と切れて行くハンドルに対して、自然に旋回して行くように逆らわずにさらにイン側に加重してやる事が必要。
なんじゃないかなあ。
続く。
コメント
コメント一覧 (2件)
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yujirocketsさんのライディングに関する考察は為になりますね。私のわからないこともあるのですが、今回の「リヤ荷重の多いスポーツスターは普通に乗ればそれだけでリヤ荷重が多く自然とリヤで旋回して行く特性を持っていると思います。」ということにすごく共感出来ます。
バイクは加速するときにリヤに荷重がかかり安定するそうですが、もともとリアに荷重が多く低い回転でトラクションがかかるハーレーはコーナーを安定して走るように出来ているんですね。
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やっさんこんばんは、
これまで国産バイクを乗り継いできて慣れていたところにスポーツスターに乗り換えたので、試行錯誤の毎日なのです(^^ゞ。スポーツスターは操縦性がニュートラルから安定方向へと振ってある最近ではありそうで案外無い特性の貴重なバイクだと思うんですね。
安定してるだけでは無くて、ちょっとした乗り方の違いによってクルッと旋回してくれる。それが面白かったりするんです。