今どきの MacOSX の UNIX 的側面を覗いて見たいと思って、購入したのですけれど、UNIX のコマンドラインの初歩的な使い方から、webmin のインストール、blog システムの構築から Xoops の構築までけっこう盛りだくさんです。
始めの方こそ、「ls」とか簡単なコマンドの解説とか書いてあったので、UNIX の初歩から覚え直すのに良いかなとか思ってたら、後半はけっこうインストールに手間のかかるアプリケーション、コマンドラインでごにょごにょしないといけない物とかもあって、けっこう複雑そうです。
私も大昔、NEC の PC98 とか使ってた時代に UNIX には憧れた世代ですので、MacOSX が UNIX ベースであると言うのは少し嬉しいのですが、現実的にターミナルを開いてコマンドラインから各種作業をすると言う事はほとんど無いんですけれどね。
昔、Windows95 が出た時に疑似マルチタスキングな環境に不満を募らせてた方はけっこういたようですけれど、当時言われていた事に「理想はプリエンプティブマルチタスキングな DOS 上に、Windows GUI が乗ってるのが良い」と言ってた人がいて印象に残ってるのですけれど。
それからしたら今の MacOSX は当時の理想を具現化した OS と言えるのでは無いでしょうか?、もっとも普段使う上で UNIX を意識する事はほとんど無くて、リブートする時にくるくるマークが出てくるのが UNIX らしいと言えばそれくらいですかね?。
後半では、Xoops や仮想マシンの話なども出てきて、まあ、UNIX だけの話では無いのですけれど、そこそこ面白かったかな。
もっと現代の UNIX 的側面について詳しく書かれていればもっと嬉しかったかな。
Mac OS X 10.5 Leopard UNIX的システム構築 価格:¥ 3,150(税込) 発売日:2008-03-03 |
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