今まで2001年、2061年、3001年は持ってたんですが、2010年だけ持ってなかったんですよね、先日「2001年宇宙の旅」を読もうと思ったんですけど、続きが読みたくなるのはわかっていたので躊躇してたのですが、中古にてゲットしたのでさっそく読んで見たのでした。
オリジナル「2001年宇宙の旅」が発表されたのがなんと1968年の事なのだそうで、私が1歳の時だと言う事になってしまいますね。すごいです。映画版「2001年宇宙の旅」が後悔された翌年にアポロ11号が月面着陸すると言う、宇宙に関して「熱い」時代に書かれたものとして、それだけの魅力と。想像された未来と、実現された現実とのあいだで微妙に揺れ動いて「2001年」の直接的な続編にはなっていないと言うのが、序文に書かれています。
なぜならボイジャー1号と2号が木星系の探査に送り出されているからでした、現実世界のこの頃と言うのは、確かに私もボイジャーなどのニュースに心ときめかす少年でして、小説「2010年」など難しすぎてとても読もうとは思えなかったのだろうと思います。
ところで「2010年宇宙の旅」は有名な「2001年」の続編であって、「2001年」では語られなかった数々の事が明らかにされて行きます、現実にはファンからの要望がすごすぎて、「2001年」で完結された物語としていたはずなのに、書かずにはいられない羽目になってしまった。と言う事のようです。
HAL9000 はどうなってしまったのか、ボーマン船長は?。と言う疑問に答えるために描かれた物であると言う事なのだと思います。
実際にはそれだけにとどまらず、「モノリス」の事であるとか、木星をミニ太陽化してしまう事とかが壮大に描かれて行くのですが。私が感じた本書のテーマは「生命」であるように思います。
人類と言う生命、人類を育んだと思われる「モノリス」を作り出した生命。エウロパに生まれつつあった生命をさらに進化させるために太陽化された木星。
HAL9000 と言う人工生命。
そう言えばテラフロップス級のコンピュータが現実の物になっているいまの時代、AI と言うのはまだ実現出来ない物なのでしょうかね?。
久しぶりに読む「2010年」は面白かったですよ。
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