Avalon 押井守

「アヴァロン」と言う DVD を見ました。押井守監督と言う事で、良く説明も見ないで借りたのですが、攻殻機動隊の系統かと思ったら全然違ってて、日本版マトリックスみたいなのでした。攻殻機動隊とマトリックスと何が違うのか？、と聞かれると困っちゃうんですが。攻殻機動隊は士郎正宗氏原作、と言うところが私の中では違ってるんですね。
でも Avalon は士郎正宗氏とは何の関係も無いのかと言うと、良くわかりません(^^ゞ。それにマトリックスよりはこちらの方が早いので、マトリックスの方が影響を受けているのかも知れませんね。

でも、思想とか言うよりもエンターテイメントと言う点からするとマトリックスは偉大だと思います。

この映画、始めは取っつきにくくて正直途中で見るのやめようかなと思ったんですが、後半になってきてだんだんのめり込んで行っちゃいました。

これも架空のネットワークゲームが舞台になっているのですね、バーチャルリアリティで構築されたネットワークゲーム、アヴァロン。主人公の女性アッシュは伝説のチームに在籍していた凄腕のプレイヤー。プレイしているうちに隠されたゲームフィールドがある事に気付いて、探り始めるが実際にそこに到達して見ると、そこは現実の世界となんら変わらない世界で、そこで待っていたのは過去に一緒のチームだった未帰還兵だったのですが…。

虚構と現実、どこが違うのか。そういう世界ですよね、意外と近い将来こういう世界は実現するのかも知れません。

ちょっと前にやはり攻殻機動隊を比較に出して NHK でやっていたのを見たのですが、現実として視力を失った人にカメラをセットして頭部のソケット経由で映像を認識できるようにする。等と言う事が行われているようですしね。

神経系統に信号を割り込ませて、義手を動かしたりとかそういう事もしているようですね。逆に神経系に信号を送り込んで、架空の世界を認識させてしまったら。それは現実とどこが違うのか。と言うのがマトリックス１、の衝撃だったのですが。こちらの方が時代的には先だったわけですね。

今始めて見てるんで、当時は気にもしなかったのかも知れません。まあ攻殻機動隊を知ったのも比較的最近なのですけどね。