KDX250-SR

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これが今のメインマシン、カワサキの KDX250-SR です。もういつから乗っているのかも忘れてしまいましたが、F-3 型なので 1993 年式、多分 1995 年くらいから乗っているので12年くらい乗っている事になってしまいます。これ実は私が乗ってきたバイクの中で一番長く乗っているバイクになってしまったのです。
大体始めにこのバイクに決めた時は、エンデューロレースにのめり込んでいた頃で、スズキの RMX 250R とどちらにしようかと悩んだくらいなのですが、比べて見ると全然違うバイクですよね、なぜ RMX にしなかったのかと言うと RMX にはリヤキャリアが無かったのです(^^ゞ、エンデューロだけならキャリアなど要らないのですが、どうしてもツーリングの事も考えてしまい KDX を購入してしまいました。

実はこの型のバイクでこの色(黒)はとても珍しいのです。いままで10年以上乗ってきておんなじ色のバイクを見た事がありません。もう今となっては現役で生きている KDX 自体少ないんでしょうけど、むかしは 2st のオフロードバイクというと KDX と言う時代もあったんですけどねえ。

実際このバイクはレースだけじゃなく何にでも使ってきました。長距離ツーリングに、けもの道探索、ロードかっとび用、林道用ととてもいろんな楽しさを教えてくれたバイクでした。実はここんとこ忙しくて構ってやれずに、久しぶりにのろうと思ったらあちこち錆びがでてるし、キャブレターがダメになっていて、調子も今一つでした。部品は注文して後は直すだけなんですが、それこそ忙しくて中々時間がとれません(T_T)。

このバイク、欠点もたくさんあるんですが、良いとこもたくさんあってそれなりに何でもこなしてしまうものですから今まで手放さずに居たのだと思います。

欠点はと言うと、まず、振動が多いです 2st だからある程度はしょうがないんですけど 2st 特有の微震動がたまりません。手やお尻がしびれてきます。後は結構車高が高くて、それだけならいいのですが、身長 178cm 位ある私でも足つき性はあんまりよくありません。岩場のがれた登りの途中なんかでエンストすると再始動にてこずる時があります。止まった瞬間にサスペンションが伸び切った時なんかどうにもならずにバイクをわざとひっくり返してやらないとキックが踏めない時があります(セルモーターなど着いていないのです)。それとサスペンション性能が良いのはいいんですが、フロントサスペンションが倒立フォークになっているので、がれた岩場などではけっこうハンドルにキックバックがくるんでひじが疲れます。さらに言えばフロントブレーキがあんまり利かないんで長い下り坂は怖いです。

それじゃ良い所はと言うと、まずどんな所でも走れます。私はへたっぴーですがマシンを信じてアクセルを開けておけば少々の難所はなんとかなります。それに転倒しても、オーバーヒートしてもエンジンの始動性はとても良いです。こんな見てくれですが、実は手速トルクもかなりあり、けもの道のような所でも良く走ります。低速性能も良いです。電動ファンなど着いていませんが、めったにオーバーヒートしません、いままで唯一オーバーヒートしたのは、なんと真冬の雪道アタックをしていたら、雪で埋もれて全然進まなくなり脱出しようと悪戦苦闘していたら、突然オーバーヒートしてクーラントが吹き出してきた事がありましたが、少し休んでから走り出したら何ともなかった、と言う事くらいでしょうか?。後は少々転倒しても壊れないほど丈夫だ、と言う事でしょうか。オフロードバイクは大体丈夫ですけどね。それにこれでも結構ロングツーリングにも耐えるんです(微震動さえ我慢できれば)、これで一気に 4000km くらい走った事もありましたが、結構大丈夫でした。そういえばこれでジムカーナとかもしてました。

そういえば、まるで満艦飾のような外装になってしまっていますが、これに乗り始めた時、もうあんまりパーツが売ってなくて、しょうがなくこんな色になってしまっています。決して派手好きな訳ではありません、ブッシュガードは純正のフロントディスクカバーに合わせたら紫色になってしまい、アンダーガードはほんとはジュラルミン製のが欲しかったんですが手に入らずピンク色になってしまい、サイドカバーとヘッドカウルははじめはもっと地味だったんですけど、最後にでたレースが、初心者クラスが緑地のゼッケンだったのでそのまんまになってるだけだし。

そういえばハンドルバーはブルーアルマイトですがこれはレンサルと言うメーカーの「ラリー・ロスラー」レプリカなんです、彼のファンだったのですが、今や知っている方はいないでしょうね、このハンドル角度が微妙に良い具合で、最高にいいです。今でも売っているかは分かりませんが。

今となっては珍しい 2st(ツーストロークサイクル)エンジンのバイクですが、スーパーシェルパが欲しいなあと思った時もあったんですが、このバイクで大体何でもこなしてしまうので、買い替えるだけの決定的理由にはならないんですよね。

これからも、いかれた所は直して乗り続けると思います。

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この記事を書いた人

もとメンエス店長、今は別な仕事になりました。
ぽちぽち書きます。

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