私が始めて乗った4気筒車、カワサキ「ゼファー」です。当時「ネイキッド」と呼ばれ、カウリング（風防）も何も付いていない、シンプルなスタイルのブームの先駆けとなったバイクです。実際、特別なバイクでは無く、エンジンは空冷だし、特別パワーがある訳でも無し、強いて言えば「かっこいい」バイクだと言う事でしょうか。
実際このバイク中古で購入したのですが、始めて乗った時も格別どうという「感動」と言う物は無かったですね、ただ普通に乗りこなすには良いバイクだと思いました。他のバイクと競い合いたい人には、パワーがなくがっかりするだけのバイクに思えるかもしれません。エンジンは昔の GPZ400 をデチューンした物だし、スタイルも今風ではある物の、シンプルな造形だし、燃費が言い訳でも無いし。でも昔だったら当然なこういうバイクが当時は無くてそれだからこそ、このバイクは爆発的に売れたのだと思います。
このバイク、山を走りに言ったり、ツーリングに使ったりと、何にでも使った物でしたが、私にはライディングポジションがコンパクト過ぎてどうも合わず、長時間乗ると体に無理が来るようになり、乗るのをやめてしまいました。私は割と体が大柄な方になるらしく、あんまりバイクがコンパクトだとひじやひざに無理が来て、痛くなってくるのです。ハンドルを交換したり、各ペダルやレバーなどずいぶん調整したのですが、やっぱりダメだったようです。マフラーをヨシムラのドラッグサイクロンと言うタイプの物に交換したりして気に入ってはいたのですが、やはり乗って体に合わない物はダメですね、残念ながら手放してしまいました。
今でもそうだと思うのですが、バイクは足がつかないと怖いとか、大柄だと乗りにくい、と言う人が多いらしく、バイク自体は大柄だけど、ライディングポジションはコンパクト、と言うバイクが多いですね、でもある程度慣れてしまえば走っていれば足を着くのはめったにないし。ロングツーリングの時など、ポジションに余裕が合った方が走りやすいと思うんですけどね私は。
そのようなバイクがあったら、ぜひ乗りたいです。でも今はお金も機会もそんなにないので、のんびりと探すつもりです。
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