豆つぶほどの小さないぬ

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先日紹介した「だれも知らない小さな国」を思い出したら懐かしくなり引っ張り出して読んで見ました。やっぱり今読んでもとても楽しい本でした。何とも懐かしい感覚がよみがえってきて楽しい時間を過ごせました。

今度はその続きのお話「コロボックル物語 2」となっていますが「豆つぶほどの小さないぬ」と言う本です。

注:ネタバレ注意、この本をまっさらから楽しみたい方は、この先を読まれない事をお勧めします。
こちらの本は箱に入っていたので、「だれも知らない小さな国」よりはきれいな状態でした。ちなみに入っていた箱にはこんな絵が描かれています。よく見ると「だれも知らない小さな国」とは少し装丁が違いますね、年代によって装丁が違うのかもしれません。

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前回の「だれも知らない小さな国」では「せいたかさん」が子供の頃遊んでいただれも知らない場所は、実はコロボックルと言うこびと達の住む場所で、人間の味方を探していた彼らと、大人になって戻ってきた「せいたかさん」がその場所である小山を工事で無くなってしまう危機から守って、小山を自分の物にするまで。また同じようにして小山の秘密を知り全然別の生活をしながら、同じように戻ってきて知りあった「おちび先生」と一緒に彼らの味方になる所でお話は終わるのです。

「豆つぶほどの小さないぬ」はその何年後かのお話で「せいたかさん」と「おちび先生」は結婚して子供がいます。新しい連絡係となったまだ若いコロボックル「クリノヒコ」が「せいたかさん」に色々教わりながら「コロボックル通信社」を作り新聞を発行しようとしています。

そんなところに滅んだと思われていた「マメイヌ」が生きているかもしれないと言う情報が、「クリノヒコ」は新しい新聞の第一号に「マメイヌ」発見の記事を載せるべく奮闘する、と言うお話なのです。

ずいぶん昔に書かれた本なのに今読んでも違和感なく、しかも面白い。こんな本もっとあれば良いのにといつも思います。この本に関してはきちんと持っているのはこの2冊だけなので、まだ読んでいない巻もある所が楽しみといえば楽しみなのですが、いまでもこういう本が残っているのは素直に嬉しいですね。

ただ、やはり1巻目の「だれも知らない小さな国」のインパクトが強過ぎてそれ以降のお話は少しかすんでしまうような所が少しあるようです、作者の方も1巻目の後書きで「この本を書き終わった時は嬉しさよりも虚脱感の方が大きかった」と述べ「このように思いの丈をつづるような文章は一生に一度しか書けないのかもしれない」と書かれています。今でも発行されている所を見ると人気はあるのでしょうね、何十年と経ってもみんなに愛される物語を書けるというのも幸せな事なんだろうなあと思います。

だれも知らない小さな国
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:1996-11
豆つぶほどの小さないぬ
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:1985-11
星からおちた小さな人
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2000
ふしぎな目をした男の子
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:1971-01
小さな国のつづきの話
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:1983-01
コロボックル物語〈別巻〉小さな人のむかしの話
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:1987-12

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この記事を書いた人

もとメンエス店長、今は別な仕事になりました。
ぽちぽち書きます。

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