RX-7 の思い出

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最近仕事が忙しく、中々更新できませんでしたが、懐かしい写真が出てきたので、RX-7 に付いて書いて見ようと思います。この車は私にとって4台目の車で中古にて友人より譲り受けたものです。
年式は忘れてしまいましたが、最初期型の GT だったと思います。友人より5万円で購入しました。モータースポーツ嗜好の彼にはいまいち合わなかったようです(確かこの後彼は BG ファミリアの GTA を購入したんだと思いました。)当時すでに年代物だったこの車は、手はかかりましたが、車で走る楽しさを教えてくれたように思います。

私が高校時代くらいに、すでに後期型のターボモデルなどが出ていましたから、すでに時代遅れにはなっていたのです。でもその頃からのファンだった私は、喜んで乗り回したものでした。12A ロータリーエンジン搭載で、確か 130ps の出力のエンジンは、当時としては AE86 レビンとかとおんなじクラスだった様に思います。

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何となく愛嬌のあるかわいらしいスタイルとは裏腹に硬派な乗り味は驚きでした。9000rpm 位までストレス無く吹け上がるエンジンは魅力的で、音もレシプロ機とは全然違い、無垢のロータリ-エンジンに魅了されました。実際にはそこまで回すとトルクも薄くなってくるので、いいとこ 8000rpm 位がシフトアップポイントだったと思いますし、この頃(写真によると1990年頃)はもっと速い車がたくさんありましたので、さすがに古くさい所は否めませんが、これを振り回して乗るのは、それなりに楽しかったのです。その頃地元には走るのが好きな人たちが集まるポイントが何ヶ所かあったのですが、最初期型の RX-7 で現役で走ると、珍しさもあってか一目置かれるような所もあったように思います。

年式走行距離(確か昭和54年式、約10万キロ)からすると、非常に調子は良かったのですが、何しろ機構的に古かったので、メンテはまめに行っていました。大体一回過激に走ると、ブレーキが焼けてしまうので、走るたび毎にブレーキローターはペーパーで磨いていました。焼けてしまって、表面に酸化被膜が出来、効きが悪くなってくるのです。実際ブレーキローターの容量は少なく、長めのダウンヒルを走るとローターが真っ赤に焼けているのが分かるほどでしたから。

後はバッテリーがすぐ過充電になってしまうので、しょっちゅうバッテリー液を足していました。今のように IC レギュレーターやコンピュータ制御では無く、機械式のレギュレータだったので、細かい制御が出来なかったのです。

後は点火系でしょうか?、この車はポイント点火だったのでとにかくしょっちゅう点検調整してました。ポイントが2個ついているのですが、本当はテスターで見ながら調整するのですが、本当にしょっちゅう調整するので最後には目で見ただけで大体分かるようになってしまい、点火時期のみテスターで確認すれば大丈夫になってしまいました。後はプラグです、ロータリーエンジンはプラグも特殊なものを使っていまして、当時は確か「セミ沿面プラグ」と言う奴では無かったかと記憶しているのですが、どちらかと言うと2ストロークサイクルエンジンに近い燃焼をするせいか、プラグも良く減りましたね。大体 5000km 毎に交換していました。

エンジンオイルも大体 2~3000km 毎に交換していました。これで毎晩のように走りに行くのですから、ほとんど毎日何かしらのメンテをしていた事になります、20代前半だからこそ出来たのだろうと思います、今ではとても出来ません(^^ゞ

そういえば燃費なのですが、ロータリーエンジンは燃費が悪いか?と効かれればはい、とも言えるし、いいえとも言えるかと思います。本当にスポーツドライビングをしている時には 5km/l を切ります。しかし、この頃一緒に走っていた車達もおんなじペースで走って見れば大体この位にはなってしまっていました。この RX-7 もツーリングペースでしたら 10km/l 以上は走りましたからスポーツカーとしてはこんなものでは無いでしょうか?、個人的には 7km/l   位は走ってもらいたいと思います。

実はこの車2年くらいたって乗り換えてしまいました。当時のユーノスロードスターにです。この車も素晴らしいオープンスポーツカーでしたが、それはまた今度書いて見たいと思います。

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この記事を書いた人

もとメンエス店長、今は別な仕事になりました。
ぽちぽち書きます。

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